生命保険の利用目的は、日常的な家庭生活を守ること

生活の基盤となるマイホーム購入の際、一般的には長期の住宅ローンを利用します。購入の条件として住宅ローンの契約者は住宅ローンの残債に応じて生命保険に加入することが条件づけられています。

住宅ローンを組んでいる方は年に1回、年払い保険料として支払ったり、月々の返済額に生命保険料が組み込まれているはずです。

この生命保険は、加入目的がハッキリと決まっています。住宅ローンの契約者がご主人だとして、ご主人に万が一のことがあった場合に、住宅ローンの残額を一括して死亡保険金で返済し、残された家族がマイホームを失うことなく生活のベースを確保するためです。

もちろん、住宅ローンの貸し主である金融機関も残債をスムーズに回収するためでもありますが……。

すでに購入して生活をしているマイホームを失うことは、現在進行している生活そのものを失うことになるので、それを保障してくれるこの制度は非常に有意義なものです。このように、生命保険の本来の利用目的は、今営んでいる日常的な家庭生活を守るための保障と考えておきたいものです。

家族みんなで力を合わせ、元気に働いて維持している今の生活がいつまでも続くように、そして将来、より良い生活環境になるようにしたいと願うのがふつうでしょう。

ところが日本の家庭を取り巻く環境にも変化が生まれてきました。すでに言われだして久しいのですが、終身雇用の崩壊など、これからの世の中では、安定した収入を確保し、さらに将来、収入アップが約束されていると安心するのは危険なことかもしれないのです。

現実に見通すことのできる収入予測は3年でも長すぎると思えるくらいでしょう。これは悲観的な見方ではなく、堅実な家庭運営をするための重要な視点です。生命保険の選択には必要不可欠の考え方となります。

もしあなたが働き手が亡くい時のことを想定して高い保険料を払っているのだとしたら、では現実の生活の中で、あなたは貯蓄額の目標を何百万円に設定しているのでしょうか?

すでに1000万円以上自由に使える貯蓄のある方は、生活保障のための死亡保険金は必要ありません。生命保険に入る必要はまったくありません。私がお勧めすることは、あなたの年収額をまず貯蓄目標にして早く目標額を達成することなのです。

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